そう思わずにはいられません。
この出会い・・・。
ぶどうって世界中の温帯地域で栽培されます。
世界中の幾多の産地もさることながら
ワイン用とか、生食用とか
用途の違い、品種、とか・・・。
世界中でぶどうを栽培している畑はどれくらいの広さでしょうか。
何万ヘクタール?東京ドーム何千面分?
栽培している人はいったい何人?
いや何万人?、何十万人?いえいえ何千万人?
そんなだだっ広い地球上の
たくさんのぶどう産地の中から
狭い日本の
山梨の
勝沼の
山懐の西向斜面に一面に広がるぶどう畑の
その内の一部の狭い畑に
生まれ育った
数万房の中の
たった一房のぶどうに
めぐり合うということ。
春になり
芽が出て、葉を広げ
一見グロテスクな花を咲かせ
そして、実を結ぶ。
しかし一つの芽吹きのそれ以前に
脈々と続く無数の命の営みがありました。
その営みは
冬場の剪定により
限られたもの(芽)のみが次の春の芽吹きを許されます。
そして厳しい冬の寒さと乾燥に耐えたものだけに
命の水は通い、そして芽吹くのです。
その新芽は
春の強い風に耐え
そして人の手によって選抜され
限られたものだけが伸びて新梢となり
葉を繁らせることを許されます。
房はときにその新梢につかないこともあります。
幸いに新梢についたいくつかの房は
ここで元気の良いものだけが選抜されます。
風雨、病害虫に耐え
一房のぶどうは次第に数十から数百の粒を膨らませます。
そしてその粒もまた人の手によって選抜されます。
再び風雨、病害虫に耐え抜いた粒だけが
一房に残ることを許されます。
その数
巨峰にしてわずか40粒以下。
果たして
このうちの何粒が
あなたの唇に触れること許されるでしょうか。
たった一粒のぶどうとあなたとの出会い
そしてあなたと私たちとの出会い
これを奇跡と呼ばずして
なんと呼ぶでしょうか。
そんな奇跡を
ただひたすら
大切にしていきます。
笑顔のために。
未来永劫脈々と繋がる
次の新しい命のために。